正しい(有効な)お金の使い方 ~金は天下の回りもの~

「金は天下の回りもの」

正しいお金の使い方を、経済の流れから考える。

「お金を使う」と言うことに着目して、お金の流れを見てみたい。「お金を使う」ということを少し見つめ直すと、経済の一面が見えてくる。普段の自分の生活ではあまり意識することは少ないが、簡単にまとめてみた。是非ご覧を。

1.「お金を使う」ということはどういうことか?

お金の「貯め方」あるいは「稼ぎ方」については、本も多いし取り上げられる機会は多い。しかし「使い方」についてはあまり着目されていないように思う。
マクロ経済的に見れば、お金を「貯める」あるいは「稼ぐ」ことと、その「使い道」はほぼ同義に重要である。乱暴に言えば経済学とは、お金という血の流れの循環を分析しその傾向を知る事で、施策や対策をするもの、といえる。したがって「入る」「出る」と考えるより、どのように「回るか」を考える。

その上で「お金を使う」ということは、「お金(財)を商品やサービスに変えると同時に、そのお金(財)を別の経済主体に移す」という事となる。個人で見るとお金は使ったらなくなるように見えるが、実際にはなくならず「お金を使ったら、そのお金は次に移動する」のである。いわゆる「金は天下の回りもの」と言われるゆえんである。

「金は天下の回りもの」
「金は天下の回りもの」

すなわち、「お金を使う」というのは、ある意味、それを使った先にお金を移動させるという「投資」としての側面があるのである。

2.使ったお金の流れを見る

上記の通り、お金を使うということは「次に渡す」と考えられる。その流れを見てみたい。

ここで日本でお金を使った場合と、海外でお金を使った場合を比べてみる。話を単純化するために、日本でお金を使ったケースは100%日本製のものとし、海外で使った場合意は100%その国で作られたものとする。グローバル化が進む現在では、なかなか100%国内というのはなかなか難しいが・・・。
図を見てほしい。

国内製を買うことと、海外製を買うことの違い
国内製を買うことと、海外製を買うことの違い

上記の通り、国内にしても海外にしても、下記のようなお金の流れとなる。

① 消費者が使ったお金はその生産者に引き継がれ、
②・③ その生産者は間接的にだが従業員や政府(国)に支払う事になり、お金が循環される。

外国で消費されれば、それがすべて外国の政府や労働者に循環されるのである。

では、国内で海外製を買ったらどうなるのか?この場合も海外製とは100%海外で生産のものを仮定する。
図を見てほしい。

国内で海外製を買うケース
国内で海外製を買うケース

見たらわかるとおり、海外製を買うことは払ったお金のほとんどが海外の主体に行くこととなる。国内で潤うのは、流通業者のみとなる。話は単純化しているのでもちろん厳密には他にもあるが、大筋の考え方はこれでよい。
すなわち、「海外製を買うと言うことは、自分のお金をその国に送金している」と同義と考えて良い。

3.お金の流れをコントロールするということ

先の例は話を非常に単純化しているが、基本的な考え方は押さえておきたい。すなわち、お金を使うということは、そのお金を次の人に「投資」するということである。
それは国内製・海外製の事だけではない。同じ国内製でも同様で、自分の応援している業者に払うことは、そこに「投資」していることと近い結果を持つのである。

「お金を使う」というと、なにやら受け身で自分のものがなくなっていく、としか印象がない場合が多いと思う。しかしその使った結果は積極的な意味を持つのである。
「お金を使う」ということは、お金が「次の人に移動」されるため、次に渡す人を選ぶことで、大げさに言えば経済をコントロールする力を持つのである。

4.自分のお金の「使い方」について考える

そう考えたとき、自分のお金の使い方を見つめたい。せっかく自分が努力して得た大事な「財」である。自分の思いに近い人に渡したいと思うし、そうした人達の手助けに「投資」出来れば、と思う。

「安い」と言うだけの基準で買うほど危険な物はない。それにより、大量にお金が流れその流れが出来始めると、それが力となってしまう。その結果生じた巨大な経済力は、その国の使い方により非常に危険な手段と変わることも多い。中国共産党が構築した壮大な経済の仕組みがそれにあたる。日本企業もせっせとそれに協力しているが・・・。

お金を使うというのは、払った先に投票をしたと同様である。経済の実態をよく見て、正しいお金の使い方を意識すると、私は個人レベルでも気持ちだけは持ちたいと常に思う。できるだけ、特に継続的に購入する野菜などは、生産者の顔が見えて賛同できる物を選ぶ。少し高いが、そうした経済の流れを考えた上での満足度は高い。
また、アマゾンなどで購入することも多いが、できうる限り日本人を応援するようにしている。しかし、これがなかなか難しい。どんどん調べていくと、「中国製」「Made In China」にたどり着くことが多いし、「日本製」とあってもその生産者がほとんど中国に委託している場合もよくある。しかし、上手に調べていけば、いい物にはたどり着けると思う。失敗もあるが・・・。

「できるだけ自分のお金は自分の望む人に」という消費は、なかなか難しいが手段は十分にある。インターネットの時代、それなりの確度を持って調べることはそれほど時間はかからない。せっかく毎日働いて得たお金である。是非、納得のいく使い方をしたい。また、その勉強も楽しいものである。

 

「お金」の流れを意識した上で楽しみながらの「賢い」消費を、是非お勧めしたい。

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コメント

    • ゆかりん
    • 2019年 3月 25日

    個人店経営者として、全くの同意見です。仕入れはもちろん、食べに行くのも服を買うのも、意識の高い友人の個人商店にしています。ほんの数年前に比べて、意識の高い人が周りに増えて来たような気がします。年を重ねて経済的に少し豊かになったからもあるのかな。日本全員で日本全体を応援していきたいものですね◎

      • てつ
      • 2019年 3月 27日

      消費の大事さをしっかり知っておきたいね。経済とはそれほど難しい物ではないので。
      日本を強くする、あるいは日本を大切にする「消費」をしたいね。

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