安倍政権とマスメディア【3】~消費税と政権と財務省~

財務省

消費税をめぐる政権と財務省から見る、財務省の影響力と現状

(前回➡ 安倍政権とマスメディア【1】)
(  ➡ 安倍政権とマスメディア【2】)

さて、今回述べておきたいのは、生活に直結する安倍首相の大きな成果であり、安倍首相しかできなかったものについてである。それは『2度の消費増税の延期』である。これは安倍首相でなければできなかったと断言できる。

1.消費税の改正の歴史と、唯一の例外である安倍政権

私はニュースをみて考えるのが好きで、長らく政治を見てきた。政治を見る上で、消費税とそれを巡る政局は切っても切れない関係であることは理解した。そして、手をかけた政権はほぼ全てその直後に倒れている。

消費税と政権の歴史

消費税と政権の歴史

表は、消費税の流れと政治の動きをまとめてみたものである。どの政権も命がけで消費税に挑んだ。そして、消費税の導入を試みたあるいは導入、税率アップをした政権はほぼ間違いなく、その後間もなく倒れている。ただ一つの例外が、安倍政権であり、しかもその後2度も増税の流れを止められた事に本当に感嘆した。政治を長く見てきた感想として、この実績は驚愕としか言いようがない。

2.消費税にのみこだわり続ける財務省(大蔵省)

そもそも、なぜ歴代政権はここまで消費税増税にこだわるのか。それに正確に答えられるほどの情報はないが、間違いなく言えるのは、官僚の中の官僚といわれ、最強の省庁と言われる旧大蔵省主計局の遺伝子がある。憲政史家の倉山満氏の表現を借りれば、国が滅んでも増税する、というその強固な流れは全く動ぜず、非常に厄介である。まさに「手段の目的化」で、「税収を増やす」ことより「増税という仕組みを作る」ことが彼らの習性なのかとしか思えない。もちろん財務省全員ではないだろうが・・・。また、彼らのメディア戦略・政治家への根回し・篭絡術はすさまじいものがある。その代表例としてすぐ上がるのが、消費税を5%に上げた橋本元首相と、8%への道筋をつけた野田前首相である。彼らの言っていることは、ほとんどすべて財務省(大蔵省)の言う通りであった。また、今テレビに出ているような政治家の発言も、「増税」を視点に見るとよく見えてくる。
こうした財務官僚の、政治家・首相あるいは国民など気にもせず、「増税」という自分たちの目的を達成しようとする姿は、ある意味最も官僚的であるといえる。昔読んだ本で古い本だが、大蔵官僚の赤裸々なレポートとして、テリー伊藤氏の「大蔵省極秘情報」(飛鳥新社)が面白いので紹介しておきたい。

 

3.消費税の増税の必要性の嘘と、財務省の現状認識の嘘

現状で増税が必要がどうか。結論だけ言えば、答えはNOである。その前提である国の借金の話そのものもほとんどフェイクと言え、消費税の増税は経済を悪化させ税収は増えるどころか減ることとなり、日本経済に致命的なダメージを与える。
そのあたりは、有名な方々の確かな説明に触れてもらえればわかると思う。青山繁晴氏、上念司氏、宮﨑哲也氏、高橋洋一氏、三橋貴明氏、など主張している方々はたっぷりいる。彼らの指摘は非常に説得力があり現実に即している。また、海外の学者・経済紙の論調も同じである。マスメディアでは、全然この論調は出ないが・・・。
本もいろいろあるが、上念司氏の「財務省と大蔵省が隠す本当は世界一の日本経済」(講談社+α新書)は是非上げておきたい。財務省という経済の専門家集団のはずなのに、なぜか東大の「法学部」がトップを占めているという当たり前の疑問が浮かぶ本である。

 

4.財務省の影響力の強さ

それでも、なぜか財務省は揺るがない。その財務省の思惑に乗った政治家、そして安倍政権倒しという共通の目標を持つマスメディアが、結託して進めているのが現在の報道状況である。財務省の主流は、たとえ安倍政権が倒れても、もしくは2~3年延期した程度でも、いずれ上げられればいいという考えで、非常に戦略的に布石をうっている。
増税しないといけないマインド、は、既に政治家にかなり蔓延している。一つの例が次代の有力候補と言われる小泉氏へのアプローチだろう。消費税増税とは直接関係ないが「こども保険」なる増税を、「増税しなければ国家は破たんする」という短絡で受けがいいスローガンを用いてレクチャーしているのは財務省といわれる。小泉氏に限らず、早く財務省マインドから抜けることを切に願う。

5.財務省に対抗する政治勢力を作る事

今の政局から考えれば、安倍首相でなくなったらほぼ間違いなく消費税率は上がるだろう。財務省の主流派は完全に増税派で占められていている上に、上記の通り財務省の主張そのままの政治家がかなりいる。それと先の「安倍おろし」の勢力となっているマスメディアと一緒になって、倒閣運動を展開しているのが現状である。
それを覆す政治力と世論の後押しがないとその流れは変わらない。安倍首相は本来「延期」ではなく「凍結」を目指していたといわれる。安倍首相をもってしてもそこまでしかできなかったという事実を、よく知る必要がある。財務省の力を思い知るとともに、それに対峙している安倍首相の力と努力はすごいものがあると感嘆する。そここそ、当事者である国民が声を出すべきであるということを強く思う。

6.本当の情報に触れることへの勧め

こう言っている私も消費税増税は仕方がないと、長らく思ってきた。増税しないと日本はやっていけないと思っていて、橋本龍太郎首相の時には本当に応援したものである。それが真実でないこと、もっと違う方法で税収は上げられること、「国の借金」というもの自体がフェイクであることを知ったのは、マスメディアではなく、経済学の勉強や過去の歴史、ネットから得られた情報からである。
あまりにくだらないマスメディアからは決別し、本当の情報に触れることは楽しいことであることを、是非お伝えしたい。(画像をクリック!)

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コメント

    • 岩ちゃん
    • 2017年 8月 17日

    ほとんどのメディアが「安倍降ろし」…工作に弱い国ですね。
    安倍首相後任=増税論者だらけに、最近の宮崎さん「ザ・ボイス」で投げやりな言葉が多いのが心配です。

      • てつ
      • 2017年 8月 18日

      増税論者だらけなのが本当に心配ですね。なんとか安倍さんが、「増税法案廃止」をしてほしいのですが・・・。
      今だに森友、加計で、野党とマスコミが足を引っ張る構図には、ほんとに悲しくなります。

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