- 2018-4-3
- 金言・格言
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「無駄に生きるな。熱く死ね。」に思うこと
「無駄に生きるな。熱く死ね。」というのは、映画のキャッチコピーである。言葉の内容自体は、見たとおりである。印象に残る言葉として、ずっと私の記憶に残る言葉となっている。
1999年のアメリカ映画で、「エニイ・ギブン・サンデー」のキャッチコピーである。主演がアル・パチーノの映画である。
私の人生の節目の時期に出会ったこの言葉は、今も心に深く刻まれている。ただ、映画は見ていないし、ストーリーも知らない。
この言葉を見た頃は、自分の人生の大きな転機の時であり、漠然とした不安を持っていた頃だった。
私が自転車で走っていたら駅の大ビジョンから聞こえてきたのが、このキャッチコピーだった。当時は私は会計士試験を受けるべく、受験勉強中であった。派遣社員であった私が、このままではいけない・まだやれることがある、と24歳の時に一念発起して、退職して目指した会計士試験の受験勉強の真っ最中だった。
一度就職した会社をやめて選んだ進路ではあったが、当時の私の経歴・学歴からは全く合格などあり得ない状況だった。そんな時に出会ったのが、このキャッチコピーだった。「無駄に生きるな。熱く死ね。」と、死ぬところまでは無かったが、それくらいの覚悟で臨んでいた試験だった。これで合格しなければ自分の人生をどうすべきか、という不安もよぎりつつ、自分を奮い立たせるためにもこのキャッチコピーを、よく頭の中で繰り替えしていた。
「無駄に生きるな。熱く死ね。」と、仕事をしていても思うことはある。「死ね」と言うことまではないが、「無駄に生きるな」というのはよく思う。サラリーマンが人生の中で一番時間を費やしているのが仕事である。その仕事の時間は充実したものでありたい。仕事を通じて自分の成長や人の成長を感じながら仕事をしたいと思う。
「仕事は金を稼ぐ手段であって、仕事に理想を求めるのは間違い」と、割り切っていた頃もあったが、仕事に理想を求めることも悪いことではないと思うようになった。もちろん、仕事は仕事なので、自分の思うことが通じないことも多いが、組織の中で「熱く」自分の思うところに向かおう、もしくは向けよう、と思う気持ちも大事にしたいと思う。
「無駄に生きるな。熱く死ね。」
映画のキャッチコピーではあるが、聞いた当時の自分の境遇もあって、この言葉は私の中で常に大切に持っておきたいと思えるものになっている。
コメント
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あの頃はひたすらやりたい事をしてた自分を思い出しました。今私は仕事に重きを置いてないけど人生的にはいつも前を向いてるつもり。
このブログの熱い思いが広がりこれからもっともっと素敵な人生を皆で歩みたいね。
人生、充実しつつ楽しくいきたいですな。こういう「言葉」も大事にすると豊かになります。
会計士にあっという間になった時は、勝手にラッキーだねぇと思ってたけど、今なら、凄く集中して勉強してたんだなってのが分かるわ。
あの頃も飲みまくって楽しかったけど、今は新たな学びが加わって、皆んなとの会合が有意義にパワーアップして楽しいわ◎
時々無駄な時間も費やしちゃうけど人生に熱中できてる方だから、この言葉ぐっと来ます。
シンプルでいい言葉っしょ。思い出補正もあるけど、私も単純に好きなフレーズです。