既にアメリカは「日本を守ることはできない」。その前提で、日本人として自分で自分の国防を考えるべき!
「核の傘」という言葉を聞いたことがあると思う。しかし、それは言葉だけで、実際にはどうだろうか?また、支那(China:中国)の脅威、北朝鮮の脅威、がある中、日本の「国防」はいいのだろうか?「日本の国防」についての「心構え」をまとめてみた。是非、ご覧を。
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1.アメリカは日本を「守らない」ではなく、「守れない」!
日本は今、脅威に囲まれている。中でも近年の状況は歴史上類を見ない、と言っていいほどの状況と思う。理由は明白で、支那(China:中国)の勢力が歴史上ここまで大きくなったことはないためである。今、日本を含めてアジア情勢は、まさに支那(China:中国)や北朝鮮との戦いの最中にある。尖閣諸島を見ても、北朝鮮のミサイルを見ても、北海道・沖縄の経済侵略を見ても、マスコミの状況を見ても、完全に日本を「侵略」に来ている。
まずはその認識が重要である。国防を考えるスタートとして、その認識がないといけない。
そして、物理的に日本に何かがあれば、日本人はすぐに「日米同盟があるから大丈夫」あるいは「アメリカが出てくる限り、China(支那)は攻めてこない」、と言う。しかし、これは完全な「まやかし」である。日本に何かがあっても、アメリカが正面に立つことは絶対にない。日本が自分で対応した際に「サポート」するだけである。
なぜなら「他国のために自国の国民を殺す」わけにはいかないためである。世論が許さない。昔と違い、アメリカ本土も射程距離に入っている今、報復の報復は簡単に行える。つまり「守らない」ではなく「守れない」のである。
確かに、「抑止力」としての日米同盟の意義は非常に大きく、私も必要と思うが、それと「日本の国防」とは完全に一致するものではない。「国防」とはそんなに甘いものではない。その国の人々が深く「国防」を意識し行動して初めて、同盟国が動く。これは日米同盟に限った話ではない。
2.「核の傘」は既に存在しない!
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「核の傘」と言われるが、それはいったいなんなのだろうか?
日本において「核の傘」とは、「日本が核攻撃などを受ければ、アメリカが核も含めた報復をしてくれる」というものである。結局「アメリカに守ってもらう」という議論である。
しかし、そんな「傘」が本当に存在するのだろうか?
結論から言えば、「核の傘はもはや存在しない」と言っていい。理由は簡単である。北朝鮮ですらアメリカに届くミサイルを持つ現在、アメリカ本土が危険にさらされるような攻撃を、アメリカが他国のためにすることは、あり得ないためである。アメリカの立場で言えば、そんな報復攻撃をすれば、下手をすれば自国が核攻撃をされる。そんなことを、他国のために実行することは不可能であることは、ふつうに考えればわかる。
支那(China:中国)の軍事能力ならアメリカに届くミサイルはたっぷりある。また、今では北朝鮮ですら核弾頭付きのミサイルをアメリカに放つことが可能である。となればなお、アメリカがそうした国々を他国のために攻撃することはあり得ない。
つまり、日本が攻撃あるいは侵略されたとしても、アメリカは大きくは「動けない」のである。アメリカ国民の同意なしにアメリカの若者を殺すわけにはいかない。
このように、ミサイル技術が進みアメリカ本土に届くミサイルを保有する国には、もはやアメリカが日本のために攻撃することはあり得ないのである。
3.それでもアメリカとの同盟は、絶対に必要!
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では、日米同盟は不要か、といったら、それは絶対に間違いである。実質的には、日本を守るほどの力はないにせよ、最強の国のアメリカと常に同盟関係にあることは、国防上非常に大きな抑止力になる。「完全に守ってくれる」わけではないが、最強のアメリカ軍がサポートするという体制は、中国共産党のような野蛮独裁者に対して、非常に大きな効果を発揮する。
そしてもう一つ、なかなか言われないが、非常に重要なメリットがある。それは「アメリカが敵にならない」ということである。ある意味で、中国共産党よりも厄介かつ野蛮なアメリカと、もし「敵対」となれば、日本の外交戦略はものすごく限られることになる。軍事のみならず、経済的影響も非常に大きい。「日米同盟」はもはや単なる軍事同盟というより、「運命共同体」として堅持すべき枠組みなのである。
4.何もしない日本を、誰が守ってくれるのか?
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このような状況が日本の現状である。そしてこの現状の日本で、当の日本人が自分たちの事を他人事のようにとらえ、「守る」という議論が全く出てこない。
もちろん、国防意識を高く持つ人も増えてきたと思う。しかし少ない。そしてマスコミは徹底的に隠し、批判する。「安全」や「平和」は自然に得られるものではない。人間と同じで、常に「体を鍛えて」「健康に意識して」初めて健康が得られる。
「核の傘」はすでにない。一方で周りは韓国までもが核兵器を持とうとしている。その中で、日本はどうすべきなのか、具体的に動くことも重要だが、その議論すらしないのはどう考えてもおかしい。国会議員レベルでなくとも、個人的に国防の話をしたら条件反射のごとく「右翼」と言われて議論が終わる。これは完全に「現実逃避」に他ならない。
日本は、危機の状況にいる。そして、日本は日本人が守るものである。こんな当たり前のことを言えば「右翼」と言われる。この状況こそが、日本の危機と思う。日本人全員で、この危機感と国を守る意識を持てれば、物事は一気に動く。
「自分の国は自分(達)で守る」という、当たり前の意識が普通に広まらないといけない。
5.憲法9条を改正し、アメリカに「守ってもらう」ではなく、「日本が守る」でないとならない。
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このような状況でも大きなハンデを負っているのが日本である。「自分の国は自分で守る」という当たり前のことを、真っ向から否定しているのが日本国憲法の9条である。何が「平和憲法」か?
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
これだけ読んだら、日本に「滅びろ」と言っているのに等しい。ルールを作る上で「否定しかない」というのはあり得ない。否定をするならその対策がいるのに、国を守るための方法が全くないのが日本国憲法であり憲法9条である。そしてそれを後生大事に持ち続けているのが、日本の現状なのである。
私は、日本が軍事大国になるべきとは思っていない。しかし、「自分の国は自分で守る」という考えがないのは「国ではない」と言わざるを得ない。憲法9条は直ちに廃止すべきと思うが、私の考えるその目的は「憲法9条精神との決別」である。日本人が日本という国を「守る」という意識を高く持つために、憲法9条が最も大きな障害となっているのなら、直ちに廃止すべきと思う。
日本という素晴らしい国を作ってきた先人の努力に報いるため、そしてこれからを担う世代に「誇りある日本」を引き継ぐために、戦後に徹底的に戦らえた精神を取り戻したい。当たり前の話である。
「自分の国は自分で守る」、この当たり前のことを、いかに日本人が強く気持ちを持てるか、それが最も重要である。
6.日本は日本人が自分で守ろう!
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現在は、世界中大きな動きの中で激動の時代となっている。戦争はすでに始まっているといっていい。情報・貿易・経済などで、支那(China::中国)はどんどん侵略をし、日本もどんどん崩されている。
現状の認識もさることながら、当たり前のことだが、「自分の国は自分で守る」という気持ちを持たなければ、日本は保てない。先人たちの歴史を見てもそうである。
「日本は日本人が守る」という強い意識があって、いろいろな時代を経て今日の日本が作られた。そしてそうした誇りある先祖を持つ我々もまた、そうした意識を強く持って、次の世代に美しく強い日本を引き継いでいきたいと思う。
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