- 2020-1-3
- 日々の思料
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新年あけましておめでとうございます、という言葉を言霊(ことだま)と共に
新年、明けましておめでとうございます。
毎年のことではあるが「新年を迎える」というのは気が引き締まるし新たな気になる。令和二年の新年を迎え「あけましておめでとうございます」の気持ちを大切にしたい。
1.新年、明けましておめでとうございます!
「新年、明けましておめでとうございます」とは、日本人が当たり前に交わす、新年の挨拶である。
新年になってすぐに、なにか特別にめでたいことがあったわけでもないが、「おめでとうございます」と言う。
これは、日本人が古代から持つ「言霊信仰」によるもの、と言われる。言霊信仰とは、「口に出した言葉には霊的な力が宿る」というものである。だからあえて「おめでとうございます」として新年をいい年にしようと迎える。
個人的には「言霊信仰」というと宗教的なので、自分の中で言葉としては馴染まないように思う。日本人として当たり前に「言霊」という考えた方を大事にしたい。「言葉に霊的な力が宿る」とは本当にそう思う。あまり、悪いことや人の悪口ばかり言っていては、いい未来は開けない。
その上で迎えた新年にて、1月1日元旦の「初日の出」はやはり見ておこうと外に出た。今年は本当に寒くてなかなか苦労したが、素晴らしい晴天の中で、素晴らしい初日の出を見ることが出来た。
寒い中だったが、日の出をしっかり時系列で見られて本当に良かった。まさに「明けましておめでとうございます」の気持ちになった。
2.今年は「子年(ねどし)」!
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今年は子年(ねどし、ねずみどし)。ネズミ(鼠)の由来は諸説ある。そのうち一つが古事記にある。
大国主命と須佐之男命の娘の須勢理姫が互いに愛し合い父の須佐之男命に許しを請いに行ったときに訪れたのが「根の国」である。その時のエピソードの一つに大国主命をねずみが助けた話がある。火の中に落とされた「鳴鏑の矢」を取ってくるように、須佐之男命に言われた大国主命を助け、「鳴鏑の矢」を渡したのがねずみである。
そして、「根の国に棲む(すむ)」として「ねずみ」となったとする説がある。
正確には違うが大国主命は「大黒様」と同一視され、米俵とねずみがセットで描かれる。また、ねずみが「矢」を口に挟んだグッズをよく見かけ、大黒様(大国様)と合わせて商売繁盛の神様として愛される。また、大国主命をご祭神とする神社は数多くある。そこにねずみの像があることがあるが、それは古事記のこの話に由来する。特に京都の「大豊神社(おおとよじんじゃ)」の「狛犬」ならぬ「狛ねずみ」が有名である。
3.良い年でありますように
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「子」という字を当てたのはChina(中国)の漢書からの「繁殖する・生む」という意味の漢字が簡単になって「子」となった。「子年」が十二支のトップバッターとなったのは、そうした由来があると言われる。そんな由来の「子年」にちなんでネズミの「干支置物」を玄関に置いて新年を迎えてみた。
今年も、自分とそして皆さんにとって良い年でありますように。
コメント
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明けましておめでとうございます。
言霊って私も大切だと思います。
そしてきれいな日本語を話して日本人として恥ずかしくない日々を送りたいと思います。
今年もてつさんのブログで勉強させていただきます。
明けましておめでとう!今年もよろしく。
言霊(ことだま)は大事にしたい考え方だよね。きれいな日本語使いながら、豊かな一年でありますように。