武漢ウィルスの「感染者数」で騒ぐ無意味さを「グラフ」から分析。正しく怖れよう!
武漢コロナウィルスの「感染者数」が増えてきている。マスコミは「大喜び」にしか見えないほどに騒いでいる。しかし「感染者数」という指標がどのようなものか、そしてなぜ「感染者数」しか見ないのか。他の指標もみながら、日本の現状を分析した。是非、ご覧を。
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1.いわゆる「感染者数」とは? ~新宿では「陽性者」に10万円!?~
ニュースで散々「感染者数」と言っているが、根本的な事実を知らせることが抜けている。なぜなら今まで一度も「感染者数」という言葉が使われたことがない、ということである。『いわゆる「感染者数」』と言わざるを得ない。
インフルエンザの時に「患者数」という事は聞くと思う。症状があって病院に行った人を「患者数」というが、これは明確に理解できる。では、その時に、今のように「無症状者」に対して検査して「感染者」として調べることをする、ということはしたことがない。
つまり今言っている「感染者数」と言われるものは、毎年発生するインフルエンザの分析にすらやったことが無い。ただでさえ未知のことが多い「武漢ウィルス」に対して、今までやったことのない「感染者数」という統計に意味があるのだろうか?
しかも、それにより「陽性」となった人には、一人10万円を与える、という信じがたい政策を実施する場所がある。東京の新宿区である。
「見舞金」という名のこの至急は2020年8月からスタートするようである。「検査の症例」「意識を高めるため」というが、本気でそんな効果があると思うのか?素人が考えても、この10万円が武漢コロナの対処になるとはまったく思えない。「PCR検査」をとにかく実施させようとすることを目論んでいるとしか思えない。
2.本当に信用出来るのか?「PCR検査」
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そもそも、PCR検査と言われる物は、信用出来るものなのか?当初からそれは言われていたし、今でも言われている。
詳細は難しいため記述しないが、どうやら「遺伝子」を使って検査をする。しかし、これは必ずしも「武漢コロナ」にだけ反応する物ではない。他の病気にも反応する。
そして、その上でも正しく判定できるのは7割程度と言われる。
もともと、4月・5月の「PCR検査」は、あくまで医師が必要と認めた人だけをやっていた。すなわち、まず高熱が続いた人で、「レントゲン」や「MR」により診断した人、を対象に「PCR検査」を行っていた。そこまで行けば、そもそもの「正解率」は上がる。
では、今の「猫も杓子も」PCR検査をすることが意味があるのか?そのころから多少なりとも精度が上がったのかも知れないが、PCR検査自体がそのような存在であることを理解した上で、今盛んに言われている「感染者数」を見るべきである。いや、「感染者数」を見る必要があるのか?、と疑うべきと思う。
3.圧倒的に増えている「検査数」
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ただでさえ、「いわくつき」といえるPCR検査だが、それにもまして現在の「感染者数」の増加には、「からくり」がある。「検査数」が異常な勢いで増えているのである。次のグラフを見て欲しい。
毎日新聞が毎日更新するグラフだが、これを見れば簡単に状況が分かると思う。ぱっと見て「青」のグラフが「感染者数」と思うかも知れないが、これは「検査数」である。そして感染者数は「オレンジ」のグラフである。
これだけの「検査数」の増加があれば「感染者数」がこの人数であるのは、むしろ少ないとみるべきではないか?
グラフは見方によって大きくかわる。「感染者数」だけ見ることは、むしろ全体を見誤る、ということがこのグラフが如実に表わしている。
4.大切なのは「重傷者数」か「死者数」
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もちろん、いわゆる「感染者数」が増えていることは確かに気になる。しかし、先ほどから書いているように、「感染者数」が参考程度にしかならない。ではここで、どの数値を見るべきか、と考えると「重傷者数」あるいは「死者数」と思う。この数字を見ることは、「不確定要素」が大分なくなる。「武漢ウィルス」による現状を最も顕著に表わす。
見たら一目瞭然である。次のグラフは左が「重傷者数」右が「死者数」の推移である。
グラフを見て「正しく怖れる」ことが意味があると思う。如何に「重傷者」「死者数」が少ないか、グラフの左の縮尺を見ればそれはすぐに分かる。その数値(人数)がどれだけ少ないか、見て分かると思う。普通に考えれば、「怖れる必要すら疑う」というレベルの人数であり、しかもずっと増えていない。
たしかに、あまり当てにならないとはいえ「感染者数」が増えていることは警戒を要する。しかし、そもそもPCR検査が信用出来る物かどうか、今の検査のやり方が適正なやり方か、それを如実に表わすのは、簡単には上記の「重傷者数」「死者数」の推移と思う。
グラフを見る限り、いわゆる「感染者数」と「重傷者数・死者数」とに今のところ関連がない(相関がない)、といえる。
そして状況を知る上で、更に大事な指標がある。「年齢別の死者数」である。それが下記のグラフである。これを見れば、最も注意すべきはどの層かすぐにわかる。
そして、もう一つ大事な物と考えているのが、「国籍別」の「感染者数」である。どうも外国人が多いと言う話を聞く。これを言うと「外国人差別」と言われるだろうが、「現状を知る事」が重要である。外国人の「感染者数」が普通の人口の分布と違うというのなら、一つの大きな傾向が出るはずである。しかし、マスコミ・地方自治体は絶対に公表しない。
5.他の死因での死亡はいいのか?
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すこし視点を変えたい。
今、「武漢コロナウィルス」にかからないように、と日本全体が徹底して「社会」を拘束している。それは「危険だから」という理由だが、それを言うなら他の死因はどうなんだろうか。それを見てみたい。
武漢ウィルスが未知のウィルスであることから、怖れる事はわかる。しかし「正しく怖れる」ことが出来ているのか?
下記のグラフにあるとおり、原因別の死者の内で主だったものと並べると良く分かる。
「武漢コロナを怖れすぎではないか?」と疑念を持たざるを得ない。
確かに海外でどんどん死者が増えていたときにはそのリスクはなかなか見極められなかった。しかし少なくとも、すでに数ヶ月経ち全体が見えてきている。もちろん未知の部分も多々あるが、未知をいいただしたらきりがない。今の状態で考えれば、どう考えても「警戒のしすぎ」と思う。
上記のグラフの通り、「ガン」が圧倒的である。「ガン」にならないためにどうすればいいか考える方がよほど重要である。「交通事故死」は減ったとは言え20,000人である。だったら今の武漢コロナ対策を考えれば、交通事故死に対して「車に乗るのをやめよう」となるはずである。
なぜ、武漢コロナだけここまで騒ぐのか。どう考えてもおかしい。しかも、新聞・テレビのマスメディアはこぞって同じ方向で「危険を煽っている」。マスメディアが全部同じ方向で報道することは、ほぼ「フェイクニュース」か政治的な意図が入っていると、経験則から考えれば言える。
「感染者数」で騒ぎ続けるマスメディアの態度は、明らかにおかしい。もっと多角的にみないといけない。
6.「Go To キャンペーン」は悪か? 経済を止める事による悪影響は、武漢コロナの比ではない
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批判を受けまくっている「Go To キャンペーン」だが、その内容の善し悪し以前に、前提条件として経済が止まることによる「国の危険度」を知るべきである。よく言われることだが、「失業率」と「自殺者数」には高い相関があると言われる。
それは実際にグラフを見れば一目瞭然である。そしてグラフの左の「人数」を見て欲しい。先ほどの武漢コロナの死者数とは、「縮尺」が全然違う。少しでもグラフが上に行けば、簡単に「1,000人単位」で自殺者数が増える。
自殺者数をみることは、その影響を考えるとその人達本人にとどまらない。基本的に自殺する人は、特に壮年期の男性に多い。まさに働き盛りの人達である。それが死んだとあれば、その周りの不幸も計り知れない。
「死」に「優劣」はない。しかし「社会への影響」となると考えるべき事と思う。そう考えたとき、「武漢コロナ」での病気・死を警戒するあまり、失業が増え「自殺」が増えたでは、なんのための病気への警戒なのか。
冷静に「リスク管理」すべきと思う。
そう考えたとき、「Go To キャンペーン」は日本人が日本を訪れることを促すもので、私は賛成である。時期に問題がある、とも言われるが、「今こそすべき」とも思う。慎重な運用が重要と思うが。
7.「感染者数」で騒ぐのはやめて、冷静な議論と行動を!
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どう考えても、「感染者数」ですべてを判断するのは「異常」としか思えない。
マスコミにはまるっきり期待していない。
だからこそ、国民は良く見ることが重要と思う。データは調べればすぐに出てくる。今言われている「感染者数」とはなにか、どのような背景か、他の指針はどのように動いているか、など、少し考えれば見えてくる。
マスコミで言う「感染者数」は捨てて、自分で調べ、違う指標を見て、「正しく怖れる」ことが重要と思う。
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