- 2019-6-7
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マスコミで報じられる「女系天皇」・「女性宮家」という言葉の嘘と目に余る秋篠宮バッシングの真意を探る
「令和」の御代(みよ)になり、皇室報道が盛んになっているように思う。しかしそれは、明らかに報道に隠れた狙いがあってやっている。悪意を持って皇室を批判し、天皇という2,600年続いている仕組みを破壊しようとしているようにしか見えない。その内容を考えてみた。是非ご覧を。
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1.「女性宮家」・「女系天皇」という日本語は存在しない!
最近、明らかに意図的としか思えない報道の仕方として、「女性宮家」とか「女系天皇」の話がある。しかし、浅はかな議論の背後に「皇室の破壊」があることは全く隠されている。
結論から言えば、そもそも「女系天皇」や「女性宮家」という日本語そのものが存在しない。その存在しない言葉を盛んに使って話すこと自体、狙いは「皇室の破壊」にある。
今の天皇の歴史はすべて「男系男子」による系譜であり、「女系天皇」はすなわち「天皇」ではないのである。少なくとも2,600年続いている天皇とは違う物を意味する。
天皇陛下が、「女系」で選ばれたら、それは「天皇陛下」ではないのである。その意味を知っているのか、「皇室存続のために『女系天皇』を」などという、あり得ない議論を繰り返しているのが、チャイナや朝鮮半島の言いようにしか報道しないテレビ・新聞のマスメディアである。
つまり「女系天皇」とは今の天皇の家とは全く違う物なのである。また、「女性宮家」に至っては、何が言いたいのかさっぱりわからない。「宮家」とは、天皇の「血脈の伴走」と言われる存在である。すなわち、「(男系)天皇」を維持するための「家」であり、それ以外のものではない。つまり宮家も当然「男系」である。それが「宮家」なのである
では、今マスコミが盛んに言う「女性宮家」とはなんのことか?
今の宮家の中での女性を指すのなら「女性宮家」は今の時点で普通にいる。しかし、マスコミが騒いでいるのは明らかに「女系」の「女性宮家」である。それはすなわち「宮家」ではない。
明らかな嘘と無知の議論で、世論を扇動しているが、「女系天皇」や「女性宮家」と今のマスコミが言っている内容は、完全に2,600年以上続いている皇室の破壊を意味するものなのである。
とにかく言いたい。「女系天皇」・「女性宮家」という日本語は存在しない。全く別の制度のことを言っているのに等しい。
2. 苦労を続けながらも2,600年以上も紡(つむ)いできた「男系」の天皇
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「男系」で2,600年に渡り続いてきた天皇の血筋であるが、その「血脈の継承」は決して簡単ではなかった。よく、「現在の天皇陛下は側室(めかけ)がいないので、お世継ぎが生まれにくい」といわれるが、生まれにくかったのは今に始まった話ではない。やはり、男児をもうけるというのはいつの時代の中でも相当苦労している。
江戸時代でもその危機がうたわれ、江戸中期には第7代将軍徳川家宣(いえのぶ)の時に新井白石が主導して、宝永7年(1710)8月に閑院宮(かんいんのみや)を創設した。これが、現在の天皇陛下の系譜であるから、いかに血脈をつなぐことが、工夫の中で行われてきているかわかる。
下記に、宮内庁のホームページにある「天皇系図」である。今上陛下(きんじょうへいか)までの、126代が脈々と描かれている。
➡「天皇系図(宮内庁HPより)」
126代もの続く系図を持つのは、世界でただ一つ天皇陛下だけである。そしてこれは、まさに日本人であり日本という国が育んだ大切な財産である。君主として君臨し続け、それを大切にしてきた国・国民がなければ、絶対に続いていない。
そしてそれは「男系」というルールの下で続いているものである。なぜ「男系」なのか、そこに科学的意味があるのか、といった議論もあるらしい。そしてそれに対しては、「男系に確固たる意味や根拠はない(かも知れない)。しかし、それを大切に守ってきた日本の歴史には意味がある」、と思う。それよりも、それを紡いできた2,600年の歴史と国を、誇りに思い大切に守っていくことが、先人達を引き継ぐ現在の日本人の勤めと思う。
3.秋篠宮家バッシングと「愛子天皇」報道の狙い
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今、テレビ・新聞・雑誌は、こぞって皇室批判を繰り返している。しかもやり方がかなり狡猾で卑怯である。
あたかも天皇の制度(制度ではないが・・・)を維持するために論調しているように見せているが言っていることは無茶苦茶で、皇室の伝統破壊でしかない。。日本語としてありもしない「女系天皇」や「女性宮家」などと言っているのは、明らかに無知ということではなく、明確な意図を持って言っていると断言できる。
また、秋篠宮家(あきしのみやけ)に対するバッシングは目を覆うばかりである。皇族の方々は裁判を起こすことはない。それを知っているかのごとく、あることないことを書き殴り、秋篠宮家の批判を繰り返している。
秋篠宮殿下本人に対してはあたかも「適応障害」などという、無根拠な報道がある。紀子妃殿下については、教育失敗だとかひどい言われようである。
ではそれを誰が言ったのか、それらは全く触れられていない。「皇室に詳しい人」とか「宮内庁関係者」とか、明らかに誰かを特定しないかのように報道されている。
では、その目的は何かと言えば、「皇室の破壊」としか言い様がない。現在の今上陛下(きんじょうへいか)の次の皇位継承者は秋篠宮殿下になる。そしてその次は、今上天皇に男児が生まれていないことを見れば、弟の秋篠宮殿下のご子息の悠仁(ひさひと)親王となる。
つまり、「秋篠宮家には皇位継承の資質がない」などというレッテルを貼ることで次の天皇陛下を「男系からはずす」という事を目的としてる。すなわち、今上天皇と雅子妃殿下の娘である愛子内親王の「愛子天皇」論である。
ここで、愛子内親王が天皇陛下になることは「女性天皇」なので「男系天皇」の系譜というルールの上ではあり得る。過去の歴史にもそうしたことはあった。「女性天皇」と「女系天皇(実際には存在しない言葉だが)」には、まったく抜きがたい違いがある。(➡「女性天皇」と「女系天皇」を正しく理解!)
しかし、今「愛子天皇」をいうのは、全くおかしい。大きく下記の三つの理由がある。
② 万が一「愛子天皇」となるときは秋篠宮殿下、悠仁親王殿下が、愛子様より先に崩御された(亡くなった)場合である。そんなことを考えること自体が、まったくの卑劣な行為と言える。
③ ②の条件を満たしてしまった場合に、「愛子天皇」となるが、その場合にそのお子様は天皇とはなれない。そうすると「男系」でなくなるためである。裏を返せば、それを狙うことで天皇の血筋は途絶えて、終わってしまうこととなる。
上記の3つの理由を見てもらえれば、今のマスコミの報道姿勢が見えてくる。天皇の「血脈の承継」が途絶え、天皇という存在自体がなくなって喜ぶのは、歴史的に見ても長年日本を屈服させたかったChina(中国)とその属国の朝鮮半島の勢力である。そしてそれは現在は「中国共産党」と名を変えて、同じように日本の中心たる天皇の破壊をもくろんでいる。彼らは潤沢な自国の資金を利用し、工作を行う。そしてそのお金が、日本のマスコミのコントロールに使われているのである。NHKなど、社内に中国の通信社の場所を提供しているくらいである。情報はすべて漏れ、また中国共産党を批判する報道・番組は作れない状態となっている。
日本の皇室の破壊は、China(中国:中華人民共和国)・朝鮮半島(北朝鮮・韓国)の歴史的にも悲願であり、その皇室の混乱を喜ぶのはその三ヶ国である。それを見れば、背景にあるのは何で、マスコミが嘘の情報を垂れ流すのは理由は何か、が見えてくる。結局、三ヶ国特にChina(中国)の言いなりになっているのである。改めて、今のテレビ・新聞の害悪を思うばかりである。
4.解決は一瞬で可能 ~宮家の復活~
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確かに、このままだと天皇を継ぐ「血脈の継承」が出来なくなる。しかし、その解決方法は簡単であり、その一つしか無い。
「宮家」の復活、である。すなわち離れていった「宮家」の面々に皇室に戻ってもらえれば、心配は何一つ無い。
第二次大戦後のGHQの施策により、今まで宮家とされてきた人達の予算が削られ、それにより「宮家」の維持ができなくなった。そのため、「宮家」として存在していた家々が次々と皇室離脱をせざるを得なくなった。これがGHQの策略であったことは間違いない。
しかし、戦後70年以上経った現在でそれを守る義務はない。現在「旧」宮家として数えられる方々は何人もいる。その中には「皇位継承」たり得る人も、片手で数えられる以上に存在する。もちろん、今は民間人として過ごされているのでその人達全てが皇族復帰とはなり得ないが、十分議論の材料となる。
少なくとも、ありもしない日本語である「女系天皇」・「女性宮家」という言葉を使いながら何の罪もない秋篠宮家を叩きまくる前に、議論すべきことである。そうすれば2,600年続いている伝統を壊すことなく「血脈の継承」ができる。それをしないマスコミには、本当に辟易する。
本来すべき議論の方向性は、2,600年の歴史を持つ天皇陛下の血脈を潰すのか、それを残すための方策として「宮家の復活」をするのか、の2択にしかならないはずなのである。当然前者はあり得ない。となれば、後者の議論を早く進め、必要な手続きをするだけである。
5.マスコミの扇動に巻き込まれずに、本質の議論を
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このように、いかにマスコミが、卑劣な手段でありもしない日本語で皇室を途絶えさせる(血脈の継承をとだえさせる)ことに腐心しているかがわかる。
日本人として、そうした背景を理解した上で、天皇陛下の正しい行く末と継続を守っていければと思う。微力ながら、2,600年もの間先人が守ってきた天皇陛下の「血脈の継承」をあと2,000年も4,000年も続けられるよう、一人の国民として、また先人の継承者の一人として、努力していきたいと思う。
コメント
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そうですね「虎ノ門ニュース」です!皇室関係なら竹田さんでしょうか。勢い余った発言も時々ありますが、正しい意見を言い続けてられてます。百舌鳥古墳群のユネスコ世界文化遺産登録反対は正に正論。御陵は皇室ご先祖のお墓であって、単なる古墳=文化財ではないですからね!
「虎ノ門ニュース」を日本人が見るようになれば、日本は大きく変わるでしょうね。
真実に触れたときの人々の気持ちは、みんなそんなに変わらないと思います。
しかし、ユネスコの世界遺産の件は腹立たしいことこの上ないです。
あの程度の機関に日本の天皇陵を評価されるなど、こっちからごめん、と言いたいですな。
3月のブログで女性天皇と女系天皇の違いをしっかり学んだから、メディアの言ってる事がおかしいとはわかってたけど、ここまでの背景がある事は知らなかったので、またまた勉強になりました。しかし、日本人としての誇りがないのかね、残念すぎる。
マスコミは卑怯だからね。まったく本心を隠して「女系天皇」をすり込もうとする姿勢は、ほんとにうんざりするね。
最近の皇室に関するテレビ・新聞・雑誌はひどすぎるわ。見る価値ゼロどころか、害悪だね。
とはいえ、そうでない人もたくさんいるので正しい視点でみましょ。やはり「虎ノ門ニュース」かね。