悲惨を極める東トルキスタン(ウィグル自治区)の実態を告げるある女性の告白

メヒリグル・トゥルソン氏

中国による悲惨な支配が続く東トルキスタン(新疆ウィグル自治区)の実態をつづった女性のマンガから現状を見る

全く報じられない事実だが、「新疆ウイグル自治区」といわれる本来の「東トルキスタン」に住んでいた女性を描いた漫画が出た。あまりにひどい現状を非常にリアルに描いた漫画である。その紹介と共に、現状の中国共産党支配の悲惨さと、日本も人ごとでないことをまとめた。是非ご一読を。

1.まったく報道されない新疆(しんきょう)ウイグル「自治区」の実態

日本のマスメディアでほとんど報道されない大問題がある。中国共産党支配の下、とても21世紀の現代とは思えないほどの粛清や弾圧が行われている、いわゆる「新疆ウイグル自治区」の実態である。

東トルキスタン
東トルキスタン

ここで述べる「新疆ウイグル自治区」と呼ばれる地域は、本来は「東トルキスタン」という国家単位だった。それが第二次大戦後に中国共産党政府により征服される。

  • 東トルキスタン」が支那(中国)に正式に侵略されたのは、第二次大戦(1939年~1945年)後の1949年頃である。この頃には、チベット南モンゴルも経緯は違うが「自治区」として正式に入り、中国の支配下となっている。この3つの「自治区」では、「人権」などとは馬鹿馬鹿しくて言えないほどの状況が、当初からあった。虐殺・強姦は当たり前で、特に歴史的にも昔から支那で行われていた、「民族抹殺」とも言える植民政策は、悲惨を極める。
中国「自治区」
中国「自治区」

チベットの状況、南モンゴルの状況も、中国共産党の強固な統制のため、全く表に出ないようになってきた。ここでの東トルキスタンもほとんど報道に出ない。しかし、状況は似た状況とみるべきだろう。

詳細については過去記事にまとめてあるので参照いただきたい。1年前の記事だが、現在はもっとひどくなっている・・・。(➡ナチスを超える民族粛正が横行するウイグル地区(東トルキスタン)の実態

こうした実態は、中国共産党の息のかかったマスメディアからことごとく「無視」され続けている。

2.ある女性の告白とそれをつづった漫画の発表~「私の身におきたこと」~

最近、ある漫画家がウィグルの実態についての漫画をツイッターにて公表した。清水ともみ氏「私の身に起きたこと」という漫画で、ウイグル自治区(東トルキスタン)の状況を、雄弁に語っている。その漫画は清水氏のツイッター(➡清水ともみ氏twitter)でみられるが、それをここでも公開したい。

私の身に起きたこと_01
私の身に起きたこと_01
私の身に起きたこと_02
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私の身に起きたこと_03
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私の身に起きたこと_04
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私の身に起きたこと_05
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私の身に起きたこと_06
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私の身に起きたこと_07
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私の身に起きたこと_08
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私の身に起きたこと_09
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私の身に起きたこと_10
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私の身に起きたこと_11
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私の身に起きたこと_12
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私の身に起きたこと_13
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私の身に起きたこと_14
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私の身に起きたこと_16
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私の身に起きたこと_17
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私の身に起きたこと_18
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メヒリグル・トゥルソン氏
メヒリグル・トゥルソン氏

4.信じられない粛正が行われている現在の実態

この漫画が示す事実ですら、中国共産党政府の行う「粛清」の一端でしかない。全容は見えていないが、言われている粛清の内容は次にあげられるものである。

(1) AIを使った徹底した弾圧

中国でのAIの技術は、もはや世界でもトップクラスとなっている。やはり独裁政権の強さで、自由主義経済ではなしえない強引さでどんどん軍事化を進めている.中でも「画像認識」の分野は進んでいると言われる。その実験とも言える行為が、ウイグル自治区で行われている。

中国警察の「顔認識メガネ」
中国警察の「顔認識メガネ」

警官は画像認識が可能なめがねをかけ、それにより人を認識する。また特にイスラムの礼拝の場所にはカメラの設置が義務づけられ、常にその行動が監視される。一度警察が目をつけると、その人の画像が特定され、あっという間に認識されるという体制となっている。日本の「監視カメラ」の比ではない。それを使って完全な「人民統制」が行われているのである。

また「天網(てんもう:英語名「スカイネット」)」といわれるシステムにより、人民の監視はAIをフルに利用して行われている。SFの世界がすでに支那では実践されている。

(2) 「再教育収容所」という名の粛正施設

「再教育収容所」と聞いて、とても現代の施設の名前とは思えない物を感じると思う。その名の通り、思想の強制的「収容所」であり、全く法律に基づかない理由で、目をつけられればここに送られる。特に男性が送られたそうだが最近は女性も増えてきたとのことである。

再教育収容所
再教育収容所

当然ここで行われるのは、普通の「教育」ではない。徹底してウイグルを否定し、それに従わなければ拷問もあり、そこで死ぬことも全く珍しくない。「いっそ殺してくれ」という悲痛な叫びを訴えたという映像が残っている。そして、なんと現在でこの収容所にいるのは100万人近いようである。これはかなり正確な数字のようである。

しかも恐ろしいのは、ここを出る前に何かの薬を投与されるそうである。それをされると、男性は精子がなくなり女性は生理が来なくなるという。当然これは子孫が増えるのを抑制するための行為である。まさに「民族粛正」である。ナチスのヒットラーですら、このような行為は行っていない。とても21世紀の現在で行われているとは信じがたいが、少なくともそれを訴える人が後を絶たない事実は間違いない。

(3) 海外のメディア等はまったく入れず、町全体が「収容所」化している現状

先のAI化と同様であるが、「再教育収容所」だけが収容所ではなく、ウイグル人は完全に抑圧されて生活し、ほとんどその民族としての自治どころが自覚すら消さないといけない。当然ウイグル語は禁止である。そして、先のAIの技術を悪用した中国共産党の取り締りは、執拗を極め、人々の生活に完全に根ざしてしまっている。そしてそこには、海外のメディアが入ることは難しく、それこそ瞬時に識別されるため、実態を把握することすら出来ない状態になってきている。

ウイグル人は、「ウイグル人」として生きることは許されず、常にその監視と弾圧を受けながら、漢民族と混じって暮らしているのである。

5.中国共産党政府の恐怖

このような弾圧は、中国の中でも特に「自治区」と呼ばれる地域が苛烈を極めている。中国共産党政府そのものの政策が大きいが、しかし、残念ながらそれだけではない。やはり支那の歴史を見た場合に、こうした執拗かつ徹底的な民族に対する圧迫は歴史的な伝統、と言わざるを得ない。

もともと中国が制圧した後から「ウィグル自治区」への弾圧はひどかった。核施設も多くあり、ろくな設備もないままに核実験を繰り返しその被害は数百万人にも及ぶといわれる。詳細は、過去の記事を参照いただきたい(➡ナチスを超える民族粛正が横行するウイグル地区(東トルキスタン)の実態)。しかし、収容所ができたりAIを使った監視体制を進めたりしたのは、ここ数年のことである。

陳全国氏
陳全国氏

それを一気に進めたのが、「陳全国(ちんぜんこく:チェン・チュエングオ)」氏である。陳氏がウィグル自治区の書記に任命されたと発表されたのは2016年8月29日。それから一気に収容所が増え虐殺が横行することとなった。陳氏はその前はチベット自治区を任されていて、そこでもひどい弾圧を行っている。チベットでの虐殺も数十万人・数百万人といわれる。中国共産党政府の圧政に対して抗議の焼身自殺も後を絶たない。マスコミは全く報道しないが・・・。

陳全国は1955年河南省生まれ、武漢の大学を出て軍隊に入隊し、共産党へ入党して頭角を現し、2010年に河北省長に就任した。その後、習近平国家主席に評価されチベット書記に栄転した。現在はトップ25の政治局員という異例の出世を遂げた。
東トルキスタンでの圧政は、まだまだ続くとみられる。

5.全く報じない日本のマスコミと明日の沖縄・北海道

習近平氏
習近平氏

これらの情報は、見事に日本のマスコミは報道しない。これは今に始まったことではないが、中国共産党の顔色を窺いそこに都合の悪いことは報道しない姿勢には、心より怒りを覚える。

政治も同じである。特に野党は、散々「人権」と叫びながら、この実態を全く取り上げないどころか、支那を持ち上げることしかしていない。
しかもあろうことか、2020年の春には国賓として習近平国家主席を迎えるという。このような虐殺国家の主導者を「国賓」として迎え天皇陛下に謁見することだけでも噴飯ものだが、そこで日本政府が強く改善を主張しないのなら呼ぶのをやめるべきである

中国侵略の危機
中国侵略の危機

そして、このウイグルの実態は、ほぼそのまま、あるいは更にひどくなってチベットや南モンゴルにも当てはまる。もっと言えば、その他の中国共産党支配の地域も、民族に関係なくこのような状況があり得ると考えるべきだろう。そして、日本にとっては、これが中国共産党の支配の実態であることを、肝に銘ずるべきである。なにも習近平政権になって始まったことではない。中国共産党あるいは、支那での歴史は、このような民族粛正の歴史でもある。これらを肝に銘じないと、今の沖縄そして危険視される北海道、もっと言えば本土でも土地をどんどん買われ植民に近い形で無造作に入ってきている中国の勢力に、正しく対応できなくなる。決して中国人全体を悪く言う気は無いが、現在のそして歴史的な事実をしっかりみないと、日本も同じことになってしまう。

中国の現実は想像以上であるのに、日本の大手メディアは全く報じないことをよく知るべきである。これだけの情報過多の時代にあって本当にこうした情報を知ることが出来ないことは、マスメディアに対して大いに疑念を持つべきと思う。そして、マスメディアのバックになにがいるのか、考えれば見えてくる。

6.一刻も早く終わらせるべき「中国共産党支配」

東トルキスタンの実態は、大手マスコミでは報じられないが、YouTubeなどのネットメディアでの識者から、多く言われるようになってきた。私も少しは知識があったが、今回の清水ともみ氏の漫画を見ると改めて驚きとともに、怒りを感じる。

とにかく現状を知るべきである。日本も世界も中国には「及び腰」である。マスコミには、こうした事実を述べることを切に願う。まずやらないだろうが・・・。

その上で、どう考えても「中国共産党支配」は一日も早く終わらせるべきと思う。それが、今の「中国」という広い版図に住む人々のためだと確信する。日本はアメリカと共に中国共産党の支配体制を徹底的に追い詰める事をすべきである。もちろん日本の直接的脅威に対するためではあるが、それが引いては、アジア及び支那に住む人々にとっても、救いとなると思う。

今の状況は、とても信じがたいし、中国共産党がこのまま伸びるようなことがあれば、そうした国や地域が増えていくだけである。世界の不幸であるそれに対抗しうるのは、アジアでは日本のみである。日本は欧米としっかり組みながら「中国共産党支配」を終焉に持ってすすめていく気概を持てる政府になってほしいまた一国民としても、是非そのような動きになることを応援したい。

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コメント

    • 優子
    • 2019年 11月 12日

    虎ノ門ニュースで紹介されてて母と一緒に見ました。改めて読んで言葉にならないなんとも言えない気持ちになりました。同じ人間がやってる事なのか、と思うと気持ちが悪くなります。事実を知る方法の1つのメディアが全然機能してないのは残念だし、憤りさえ感じます。
    北海道、沖縄の現実をもっともっと日本人に知って欲しい。今の日本は本当に「かえるの楽園」ですね。

      • てつ
      • 2019年 11月 12日

      メディアが「機能していない」というのは正確ではなくて「機能しているから隠している」と言うのが正しいと思います。
      日本のメディアは全てそうなっていることを知ることが重要だね。

      とはいえ、支那はひどい・・・。必ずしも習近平だけのせいだけでなく、やはり国民性と言わざるを得ない・・・。

    • ゆうじ
    • 2019年 11月 03日

    とても現実とは思えない漫画ですね。同じく清水ともみ氏の「その國の名を誰も言わない」も怒りがこみ上げる内容でした。産経だけでなく他の大手マスコミも追随することを切に願うばかりです。
    https://vw.mangaz.com/virgo/view/181131/i:0

      • てつ
      • 2019年 11月 03日

      子を持つ親としても、読んでいて許せない内容です。清水ともみ氏のような発信力のある人にどんどん出してほしいです。

      中国共産党への怒りもですが、それに何も言わない日本のマスコミ・政治家に対して噴飯ものです。一漫画家ががんばっているのに・・・。
      なんとか応援したいですね。

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