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「緊急事態宣言」の今こそ勉強を!~無料での学習やアプリ「Audible」の勧め~

「緊急事態宣言」で大きく生活が制限されている今こそ「勉強」しよう!ネットを使った無料の勉強やスマホアプリの「Audibleオーディブル」の勧め

令和二年(2020年)4月現在、日本は文字通り「緊急事態」である。7都道府県にしか宣言されていなかった「緊急事態宣言」が全国に適用となり、生活は大きく制限されている。そんな中だからこそ、先を見据えて時間をどう過ごすべきか、私なりの考えと対策をまとめた。是非、ご覧頂き、参考にしてもらえると嬉しい。

1.「緊急事態宣言」が出たこんな時こそ、勉強を!

令和二年(2020年)4月16日に安倍首相より「緊急事態宣言を全国に拡大する」旨が知らされた。翌、17日より効力が発生した。

日本の対応についていろいろ思うことはあるが、世界中での死者数がすさまじい勢いで増え続けている現在の状況を考えれば「緊急事態宣言」は仕方がない。日本人として受け入れるべき事かと思う。仕事も激減し、外出も控えないと行けない、という事態を受け入れなければいけない。
かといって、気持ちまで沈む訳にはいかない。

東京 新橋での週末
東京 新橋での週末

私なりに、個人として今のこの事態をどう過ごすべきかと考えると、「勉強」である。仕事も大きく減り、在宅での作業となったがやることがない、ということも多いと聞く。また、趣味での時間も外に出られなくなり、大きく制限されている。
こうした行動の制約は大きいが、ならば行動の制約の範囲内で楽しめを見つけて、次へのステップへとつなげることが、この課題をクリアする事かと思う。
その一つとして「勉強」をお勧めしたい。

2.「緊急事態宣言」は永遠ではない!

武漢コロナウィルスの蔓延とそれに伴う世界の混乱ぶりと世界経済の停滞は、後々にも語られる歴史上の1ページになる事は間違いない。まさに「緊急事態」となった。

日本では憲法上の制約もあり、あくまで強制力のない「自粛要請」でしかない。日本人はそれでも「自粛という名の強制」を受け入れて、自制的に動いている。もちろん一部の例外はいるが、国全体として取り組む姿勢は、警官を導入して強制している諸外国になんら後れを取っていることはない、と思う。

そして、事実として日本の武漢ウィルスによる死者は、令和二年(2020年)4月20日現在でも200名にも満たない。各国と比較しても突出して低い。また日本国内の死者の原因別データで見ても、決して武漢肺炎による日本での死亡リスクは、現状ではリスクとして危険視するレベルではない、と言える
(詳しくは、過去記事➡「正しく認識すべき「武漢コロナウィルス」の日本の現状とその後の展望(’20/4月現在)」を参照)

しかし世界各国の状況を見れば、ウィルスに対してまだ未知の部分が多いことから、極端な対策をせざるを得ない。「緊急事態宣言」をすることは、人々の生活を止め経済を止めてしまうが、一つの手段としては必要な状況にあるというのが、現在の世界の状況にある。

ただ、私見を言えば、私は、現状で見ると日本はそこまでしなくともいいような気もする・・・。むしろ、「緊急事態宣言」による経済のダメージが日本・日本人を壊していく事を怖れている。

緊急事態宣言の首相会見
緊急事態宣言の首相会見

確かに、この「武漢肺炎が引き起こした緊急事態宣言」により、生活は大きく変わり、金銭面での問題も出てきている。しかし、ここで焦ってもどうしようもない。また今回のことは、全世界的な事で、日本一国だけのことではないので、死者数を抑えている日本は必ず世界に先駆けて力強い経済の復活をすると信じている。
希望的な観測も含めてあえて予測を言えば、ただでさえ世界に比べて圧倒的に死者数の少ない日本は、この状態で押さえられれば、それなりに早い段階で少しずつだろうが、「自粛」は緩くなっていくと思う

3.勉強の手段は、今や多種多様

そんな希望的な観測もあえて頭に入れた上で、この時間を使って自分を成長させる方向に動けば、これが終わったときにまた違う世界が見える可能性がある。
「勉強」というと、昔のように教科書を開いて学校の先生や教室の先生に聞く、と言った手法を思いつく。しかし、今は、いろいろな手段があり、「無料」で講義が聴けるものもたくさんある。

思いつく物を挙げると下記になる。

① YouTubeを中心としたネット配信による教育
② アプリなどによる勉強の補助や「クイズ形式」のアプリによる勉強
③ 電子書籍の購入により、Kindleなどを利用した学習
④ インターネット大学による大学講義の受講

①のYouTube、②のアプリについては特に「本を読んでくれる」アプリについて、後に詳しく述べたい。

③については、電子書籍で本を読むという物なので、あえて説明は不要と思う。本はやはり紙で読みたい、というのもあるが、電子書籍も使ってみると便利なものなので、紙媒体の本と併用するといいと思う。確かに読むときには少し違和感があるが、「いつでも持ち歩ける」というのは、非常に大きな利点である。

④の「インターネット大学」はちょっとハードルが高いかも知れない。講義は無料だしいい物なのでお勧めしたいが、「緊急事態宣言」の期間限定でというのは、少しそぐわないかも知れない。ただ、是非紹介はしたいので、簡単にまとめてみた。

以下順番に説明したい。

4.YouTubeによる無料の「講義」

ここで紹介するYouTubeを用いた勉強は、まさに聞きたい放題で聞きっぱなしでいい。内容は個性あふれる物ばかりで、面白いものが本当に多い。

いくつか私が見て勉強になった物を挙げていきたい

(再生後、画面左下【 ▶| 】で次の動画)
【じっくり学ぼう!日本の健康と予防医学:「ChGrandStrategy」】
動画はかなりの数(122個)が挙がっているシリーズ動画。しかし、一つ一つは10分程度と聞きやすくあっという間に時間が過ぎる。聞き手の神谷さんが多種多彩な先生を迎えて話を聞く。それぞれの先生が独自の視点で「予防医療」という聞きなれない分野を語っている。収録は何年も前のものだが、内容はいつ聞いても斬新である。テレビでは語られない実態が見える、非常に勉強になるシリーズ。
(再生後、画面左下【 ▶| 】で次の動画)
【じっくり学ぼう!日本近現代史:「ChGrandStartegy」】
これも相当な数の動画(138個)が挙がっているシリーズ動画。先の「予防医療」と違い、内容はかなり深く歴史に興味がないとなかなか聞きずらいかもしれない。しかし、学校でも社会でもまったく語られずタブー視される「日本の近現代史」を、倉山満氏が深く鋭く分析し、非常に興味深く語ってくれる。聞き手の神谷さんと倉山さんの会話も面白い。是非、見てほしいシリーズ。
(再生後、画面左下【 ▶| 】で次の動画)
【目からうろこの日本の歴史(ねずさん):「ChGrandStrategy」】
 これも相当な動画数(165個)のシリーズ動画。講師である「ねずさん」は先の倉山満氏より少し和らかく、しかししっかりした正しい日本の視点でとらえた歴史のお勉強。講師のねずさんと、聞き手の神谷さんの会話が楽しく、ついつい聞いてしまう内容。
【ゆいの研究室】
 うってかわって、これは漫画の「ワンピース」のストーリーを考察した動画。最初はなんとなく聞いただけだったが、意外に深くてはまってしまう。ワンピース好きにはなかなか刺激的なチャンネル。

これらのものは、動画そのものをじっくり見ずとも聞きながら十分学習できる。ここに挙げたもの以外でも、いろんな分野でたくさんあるので是非自分にあったものを探してみると面白い。

5.アプリを使った「聞く読書」~「Audible(オーディブル)」のお勧め~

(1) Audibleの勧め!

本を「読む」ことは、「緊急事態宣言」でも電子書籍で簡単にできる。ここで紹介したいのは、本を「聞く」勉強方法である。

Audible(オーディブル)
Audible(オーディブル)

私は興味のあるものは本を読むが、正直なところあまり「読書」の習慣がない。よほどじゃないと読まないし、どうしても読む物は歴史ものや技術ものなど興味に偏ってしまう。
そんな私が友人に勧められて出会ったのがスマホのアプリの「Audibleオーディブル」だった。残念ながらこれは月額で1,500円の有料のアプリとなってしまったが、あえてお勧めしたい。

これは本を朗読してくれるアプリである。朗読は基本的に一人で行われるが、上手な朗読者は本当に臨場感があり、一人何役であっても引き込まれる。システムとしては、それぞれでその「本の朗読」を買うか、月額1,500円払うと月に一度得られるワンコインで月に一度一冊を自由に選べることになる。

私が聞いた中で、よかったものを挙げてみる。

空飛ぶタイヤ
空飛ぶタイヤ
【 空飛ぶタイヤ: 池井戸潤 】
映画にもなった「空飛ぶタイヤ」である。「上・下」で分かれて、「上」で10時間、「下」で9時間と極めて長い。しかし、さすがあの大ヒットドラマの「半沢直樹」や「下町ロケット」を書いた池井戸潤氏の作品だけあって、まったく時間を感じさせない。どんどん聞きたくなる。そして、日本の企業の内情をあまりに的確に表していると、深く考えさせれた。思わず寝る時間を惜しんで聞いてしまうほどの内容で、最高に面白かった
福沢諭吉先生
福沢諭吉先生
【 学問ノススメ: 福沢諭吉 】
名前はよく聞くが、手に取って買うにはハードルの高かった福沢諭吉の「学問ノススメ」が「Audibleオーディブル」にあったので、聞いてみた。時間は5時間と長いが、内容は現代にも通じる話ばかりで、ウォーキングをしながら聞いたが、本当にいいものだった。何度も聞き直した。
私にとって「人生に影響を与えた良い本との出会い」の一つと言える。非常にためになった一冊である

ほかにもいろいろある。ただ、本はKindleほどはなく、どうしても朗読が許されたもののみとなるため、数は少し少ないかもしれない。しかし、そうは言っても色々なジャンルで20万冊ものデータがある。そして、一度購入した朗読本は「Audibleオーディブル」を退会しても聞き続けることができる。このサービスは非常にうれしく、私も何度も聞き返す本もある。

ただ月額会員に入会している私だが、月にワンコインすら使えていないのが現状で、しっかり本に接せねば、と思う今日この頃である。なお、朗読のアプリは「Audibleオーディブル」に限らないので、興味のある人は是非、ご検討を。

なんにせよ、本を「聞く」というのはなかなか楽しい。体感してみると、非常に快適で、私は「はまった」。

(2) 番外編として、アプリの「筆順」のお勧め!

筆順
筆順

これは「緊急事態宣言」とは関係ないかも知れないが、私が一押しの学習アプリに「筆順」がある。

機能は至って単純で、画面上で自分で書いた感じの読み書きを教えてくれるほか、逆に検索した漢字の書き順を教えてくれる。

「筆順」の画面
「筆順」の画面

PCの多用で本当に字を書く機会が減った。だからこそ、漢字を大切にしようと思い、このブログでも仕事でも、書けない漢字がでたら必ず書くように心がけている。その時にこのアプリは本当に助かる。「自粛」の「粛」がかけなかったときには落ち込んだが・・・。

 

 

 

 

6.インターネット大学「MOOCs」と日本版「JMOOC」は少しハードルが高い?

インターネット大学であるMOOCsムークス」(Massive Open Online Curses)はそれなりに前に始まっている。私が知ったのは2012年頃であるが、その頃に特に大きく報じられ普及した。

当たり前と言えば当たり前だが、これのすごいところは、有名なアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の授業やスタンフォード大学の授業など、世界の大学の授業を受けることができることにある。もちろん、英語であるが・・・。

今は本当にいろいろな大学が参加している。気に入って進めば、「学位」も取れるため、非常に実践的な講座となっている。代表的と言われるものからいくつか紹介したい。

Feature Learn
(クリックでHPへ)
【 Future Learn 】
・イギリスの公的な国際文化交流機関であるBritishCouncilが提供する英語学習講座がある
・23のトップ大学及びブリティッシュ・カウンシル、大英博物館、ユネスコなどと連携
・4000以上のコースを受講可能
・ハイレベルの英語習得が可能
・ほとんどの講座を無料で受講可能
・生徒同士で話し合うことができる
edx
(クリックでHPへ)
【 edx (エデックス)】
・「edx」はアメリカ最大のMOOCsの一つ。2012年に設立。
・マサチューセッツ工科大学やハーバード大学の講座を受講可能
・世界トップレベルの専門講義を英語で学べる
・講義内容のレベルが非常に高い為、高レベルの英語学習を求めている方におすすめ
・全講義無料で受けられ、有料オプションとして修了証を取得可能
Udacity
(クリックでHPへ)
【 Udacity(ユーダシティ)】
・「Udacity」は2012年に開設された、専門家向けのMOOCs。
・GoogleやFacebook、NVIDIAといった一流IT企業の講座を受講可能
・コンピュータサイエンスやウェブ開発の分野に特化
・世界で必要とされている技術や知識を学べるだけでなく、簡単なプロジェクトに参加できる
・世界レベルの講師のフィードバックが得られる

私も昔、MITの哲学の講座を取ったことがある。多少英語が分かるので取ったが、やはり英語の壁は高いのとまた授業の内容がなかなかのもので、結局挫折した。しかし、全く分からないわけではなかったので仕事をしながら結構頑張って聞いていた。昔アメリカで留学した頃を思い出して、本当に授業の中にいる気がした。

そして、今は日本でも盛んに行われている。「JMOOC(ジェイムーク)」と言われ、東京大学を始め、各大学が参加して「講義」を開講している。
講義は武漢ウィルス前に録画された物も多く、受講は十分可能である。講義の期間がはっきりし「週○時間」と目安も明示されている。更に、レポートの提出や試験を通じて、「学位」ももらえるようになっている。

JMOOC
(クリックでHPへ)

改めて見てみたら、私もいくつか受けてみたい物もあった。週3~4時間程度の授業なら挑戦してみたいと思う。

驚いたのは、なぜか「JMOOC」の講座の中に、トランプ政権の司令塔の一人で経済学者の「ピーターナバロ博士」の講座があった。いち早く中国共産党の脅威を経済学から適切に指摘し続けた、尊敬するピーターナバロ博士の講座を是非聴きたいが英語が・・・、と思ったら字幕付きという親切さだった。

7.「緊急事態」の時間をうまく使おう!

軽く紹介するつもりが、思ったより長くなってしまった。それほどに、今の技術により、勉強の方法は多様化している。そしてそれを利用しない手はない。

武漢ウィルスによる社会の混乱は、間違いなく日本にも大きな爪痕となって残ると思う。しかし、その爪痕以上に新たなもの、新たな価値が生まれれば、それを乗り切れる

歴史的に見ても日本は何度も疫病の危機を迎え、それを先人たちの知恵で乗り切ってきた。そして今も、日本人の自制した行動、圧倒的に少ない死者数を見れば、今回も必ず力強く乗り切れるものと思っている
そのためにも、この時間をうまく使って、「賢く」「有意義」に過ごせたらと思う。

 

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